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先生、早く縛って・encore・
第1章 サプライズ大作戦(書き下ろし)
え……何だろう?
フランス人なんだし、何もない色褪せた深緑色の表紙に「愛奴隷」とだけ漢字で書かれたのをチラッと見て、本の内容までわかる訳ないよね……? でも、もしかしたら……?
私、まだ日本も出てないのに捕まるの?!
「うわっ……大丈夫です大丈夫!」
CAさんの手から本をもぎ取るように取り返す。
でも、なんかまだずっとこっちを見てる……どどどどどうしよう!
「pardon(パルドン)」
彼はまた屈んで、仁王立ちする私の足もとに手を伸ばす。
え……?
ああ、ノートを踏んずけてた!
バッグの中に入れてあった……秘密ノートの存在をすっかり忘れてた!
これこそ中身を見られたら大変だ……これには先生のための愛の言葉がいっぱい書かれているんだから。
でも、落としたノートを自分で踏んでいることに気付いた私を見て、CAさんは爽やかな笑顔を顔に戻し離れて行った。
……それにしても綺麗な顔の人だ。
石塚さんも金髪で外人さんみたいな顔でカッコいいけど、本物はやっぱり違うなあ……ものすごいイケメンだもん。
フランス人なんだし、何もない色褪せた深緑色の表紙に「愛奴隷」とだけ漢字で書かれたのをチラッと見て、本の内容までわかる訳ないよね……? でも、もしかしたら……?
私、まだ日本も出てないのに捕まるの?!
「うわっ……大丈夫です大丈夫!」
CAさんの手から本をもぎ取るように取り返す。
でも、なんかまだずっとこっちを見てる……どどどどどうしよう!
「pardon(パルドン)」
彼はまた屈んで、仁王立ちする私の足もとに手を伸ばす。
え……?
ああ、ノートを踏んずけてた!
バッグの中に入れてあった……秘密ノートの存在をすっかり忘れてた!
これこそ中身を見られたら大変だ……これには先生のための愛の言葉がいっぱい書かれているんだから。
でも、落としたノートを自分で踏んでいることに気付いた私を見て、CAさんは爽やかな笑顔を顔に戻し離れて行った。
……それにしても綺麗な顔の人だ。
石塚さんも金髪で外人さんみたいな顔でカッコいいけど、本物はやっぱり違うなあ……ものすごいイケメンだもん。