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キミを愛シテ溺れてる
第3章 私の先輩はドSでエッチな家庭教師
「うん。もったいぶらなくていいよ」
「もう。そこは一緒に緊張してくださいよ」
「で、どうだったの?」
「厳しく教えてもらったおかげでいい点が採れて再追試は免れました!」
採点されたテスト用紙をバッグから取り出した私はソラ先輩に自慢げに渡した。
国語九十四点、数学九十八点、化学八十八点。
大学のテストでもこのくらいの点数は採れなかったから、久しぶりに高得点を見れて満足していた。
「すごいね。よく頑張ったね。……このサインは?」
「採点してくれた人の名前です。前の席の人と交換して採点したんです」
「ふーん。そうなんだ……」
学籍番号が一つ前の人に採点してもらった。
男の名前が書いてあったからソラ先輩は反応したのだろうか。