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キミを愛シテ溺れてる
第4章 *キミを愛シテ溺れてる 2

それから余興の練習をすることなく、他愛のない話で時間が進む。

午後七時を過ぎた頃、お腹を鳴らした大地が立ち上がった。

「僕、ホットケーキを食べたくて材料買ってきたんだー。ソラくんの家にはフライパンがなかったと思うから持参してきた」


「塩おにぎりを作るためにご飯炊いていたんだった!私も作らないと」

そう言って、風子と大地は台所へと向かって行った。不思議な組み合わせだが、文句は言わずにやる気のある後輩に任せることにする。


ちょうどいいチャンスだ。

風子が近くにいない今の隙に、俺は海田に聞きたかったことを話す。


「なあ、海田。……クリスマスプレゼントってなにをあげていたの?」

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