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キミを愛シテ溺れてる
第5章 *キミを愛シテ溺れてる 3
「言いたいこと?なぁに?」
優しそうな目を大きく瞬きして首を傾げて俺を見てくる。
視線を合わせるのがいつも以上に恥ずかしくて直視できない。
告白した時よりは緊張してないけど、その次に並ぶくらいの怖さはあった。
「ソラ、どうかしたの?」
「まだ言ってなかったことなんだけど……」
「うん。なに?」
チラッと風子を見てからまた目を逸らした。
「……俺と付き合ってくれないかな」
口にしてからもう一度風子の方を見たら、口元に両手を当てていた。
でも手で隠れていない部分からやわらいでいる表情が見えた。
「本当に……?私、……嬉しい」
「それじゃあ……」