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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
しばらくソファの上で横になっていたけど狭いし、首も痛い。
風子は起きる気配がないから、このまま朝まで寝ているつもりなんだろう。
一晩ともに過ごせるなんてラッキーだ。
でも下心関係なくベッドで寝たくて、再び風子に近付く。
体に触らなければ隣で寝るくらい問題ないはずだ。
ただ、同じベッドで睡眠を取るだけ……。
何度も自分にそう言い聞かせて冷静になる。
寝返りを撃てば床に落ちそうなくらい端に寄ってスペースを開けて横になるものの、我慢できなくなり風子の髪を指先で少量だけすくい上げた。
長くて綺麗な髪は、サラサラしていてシャンプーの香りがほんのりする。