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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4

「別れるか付き合い続けるか、答えを言いに来てくれるんだ?」

「…………はい」

このままでは風子のことをずっと好きでいると言った颯太に勝ち目がない。

まず、二人が二年も付き合うとは思っていなかった。
片方が浮気性だからすぐに別れると思い、手を出さないでずっと待っていた。


復縁をすれば、また振り出しに戻ってしまう。

阻止するためにどうやってこの鎖を繋いでおくか頭を悩ませていると、心配そうな表情をした風子が顔を覗き込んでくる。

やっと取り戻したのに離したくなくない。

奪われたくない気持ちでいっぱいになり、風子の腰に手を回して引き寄せ、いつもより強く抱き締めた。

「好きになってもらうには俺はどうしたらいい」

「…………」


「セックスをすれば好きになる?」

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