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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4

言葉の運びからどちらの答えを告げられるのか予想できてしまった。

しかし、何と言われようが手放すわけにはいかない。


ここで振られたとしても、記憶を失う前の風子とした約束を守るために諦めずにまた機会を作る。

他の男と付き合っても、抱かれても俺が奪いに行く。

振り向くまでいくらでも好きと言ってみせる。

結ばれるはずだった恋の続きをするために――――


心臓がもたないほどドキドキしながら続きを待っていると、風子は我慢していた涙をついに流し始めた。

泣いてもらえるくらい思われていたんだ……。

今までしてきたことが無駄ではなかったと思えて、胸が苦しくなりながらも笑うことができた。



「付き合うのは三ヶ月だけって言いましたけど、別れたくないです……」

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