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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4
年末年始は風子に会ってもらえず、会えたのは三が日が過ぎた頃。
先生の結婚式の余興の打ち上げとして飲み会をすることになった。
待ち合わせ場所に早く着いて待っていると大地がやって来た。
「ソラくん、あけおめー!あれ、ひとりなんだ?最近、風子ちゃんとラブラブじゃないの?」
「うーん……。最近、はっきりしない様子なんだ」
「まさか浮気してるとか……!?風子ちゃんは気付いてなかったみたいだけど、高校の時に意外とモテていたもんねー。男を引き寄せる何かがあるのかも」
「モテるのは否定しないけど浮気はしてない」
復縁するのをやめたんだから浮気はしてないと信じてる。
小悪魔だけど、彼女らしくいてくれようと努力してくれていたんだから良心があるはずだ。
「きっと刺激が足りないんだよ!風子ちゃんには不安も必要なんじゃない?他の女の影をちらつかせてさ、おまえが一番だって言ってあげればオッケー。
それでマンネリを吹っ飛ばしてときめいたりするんじゃない?漫画でよく見るし」