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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4
温もりをずっと感じていたくて離したくない。
それに、もう一度結ばれたいと思っていた願いが叶ったこの時に浸っていたかった。
「あの……。私はもう温まってますので、無理してくっついていなくてもいいんですよ」
「したいからしてるんだけど嫌だった?」
「いえ、嬉しいです。エッチが終わった後、いつまでも甘えてるのが迷惑かなって思っていたので」
「…………。俺には好きなだけ甘えていいんだよ」
抱き締める力を少し強くすると風子のお腹がぐぅっと鳴った。
「うぅっ……、すみません。お腹空いちゃいました……」
「じゃあ、乙羽さんが作ってきてくれたケーキを食べようか」
「食べましょう。ワンホールありますし、いっぱい食べてくださいね」
「うん。乙羽さんのこともこれからいっぱい食べたいな」