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キミを愛シテ溺れてる
第7章 大好きなあなたとハルジオンを探して……

【この前乙羽さんが食べたいって言ってたチーズケーキを買ったよ。賞味期限が切れる前に遊びに来ないとひとりで食べちゃうからな】


スマホの上にぽたぽたと大粒の涙が落ちる。

他の女と会っているはずなのに、送ってきたのは普段と何も変わらないメッセージ。


気分が悪くなってきて、体が凍るように動かなくなってきた私は震える手で通話ボタンを押した。

電話に出てもらえないと思ったけど、待たされることなく応じてもらえた。

『どうしたの?今日は忙しいんじゃなかった?』


「ソラ…せん…ぱい……、助けて……」

フラッシュバックして体調が悪くなった時に頼れる人が他にいなかった。

どんなに酷いことをされていても私のことを一番理解しているのは彼しかいないから……。

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