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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「あの……。この前、余興の話し合いで集まったじゃないですか。解散した後、ソラ先輩はどうしてたんですか?」
「コンビニに行ったよ。どうして?」
「実はみんなと解散した後の記憶がなくて。起きたら……」
「ん……?」
起きたら俺が隣にいたって言いたいのかな。
「なっ……、なんでもないです」
照れたような仕草をして、今の話をなかったことにしようとする風子。
しかし、なんでもないはずがないから問い詰めてみる。
「なにかあったんじゃないの?」
「えっと……、人探しをしてて。場所と曜日と時間帯が同じだったらもう一度会うことができると思いますかね?」