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キミを愛シテ溺れてる
第7章 大好きなあなたとハルジオンを探して……

「今の両親にはこの事を伝えられていないから、万が一何かあったら悪いと思ってる。
もちろん、一番つらいのは本人なんだがね。

……って、こんなことを話してしまって申し訳ない。
風子と塑羅緒くんの仲に亀裂を入れるつもりはないんだが、付き合ってるなら本当のことを話しておいた方がいいと思ってね」


「いえ、このくらいで変わったりしませんので。それに、風子さんのことは俺が守りますから」


「お父さんに似て頼もしいね。こっちは顔を合わせないと約束して養子に行かせてしまった以上、直接手を伸ばしてあげることができないから助かるよ。
そうだ、記憶が少しでも戻っているという事は――――」


最後まで話を盗み聞かず、ハンカチも取りに戻らないでトイレに行った。

個室に入って心を落ち着けようと大きく息を吸って吐く。

胸がズキズキしていたけど、痛みが和らぐような温かさも感じていた。

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