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キミを愛シテ溺れてる
第8章 ふたりの未来、二人の彼氏
それから数日後。ソラ先輩はやることがあるらしく、外に出掛けずにおうちデートをすることになった。
私は邪魔をしないようにベッドの上でスマホでゲームをする。
でも一時間くらいしていると飽きてしまい、机に向かっているソラ先輩に構ってもらいにいく。
「何を書いているんですか?」
「エントリーシートだよ」
また就活か……。
私はこれからだからまだパッとしないけど大変そう。
「この前、莉乃さんに会ったんですけどね、海田先輩と喧嘩してるみたいなんです」
「そうなんだ」
あれ、終わり?喧嘩に関してコメントなし……?
「それだけですか?親友のことなのに。別れるかもしれない喧嘩なのに心配にならないんですか」