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キミを愛シテ溺れてる
第8章 ふたりの未来、二人の彼氏
「もちろん、しなくてもだよ。今回は襲ってしまったけどね」
「私のことが好きだから癒されるとか……?」
「うん。乙羽さんのことを愛してるから」
セックスをする前と同じようにまた抱きしめられてその言葉がさらに心に響いた。
ソラ先輩は私のことを大切に考えてくれているのに私は離れるのが寂しいからと言って就活に嫌悪したり、邪魔をしてばかり……。
将来がかかっていることなんだから応援してあげないといけないのに……。
先のことを考えるとつらくて涙が出てきたけど、泣いているのが知られてしまう前に布団から出て着替えた。
「……台所で晩御飯を作ってきます!今度は邪魔をしないので頑張ってください。終わったらご飯を食べにリビングに来てくださいね」
「ありがとう。乙羽さんの料理を楽しみに頑張るよ」