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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
ゴミを袋に入れて座れる場所を作ってから、そこに正座をした。
そして余興の話し合いが終わった後、何があったのか風子に説明する。
俺が颯太に電話をして、ラブホテルに連れて行けと指示されたからその通りにしたこと。
セックスはしていないこと。
颯太の前で浮気をしていないことを伝えると信じられないような顔をしてから安堵したようだった。
「……颯太っ!」
疑いが晴れて泣くことをやめた風子は、颯太に抱き着いてキスをした。
俺に見られているのにも関わらず……――――
二人の顔が近付いて
唇が触れて
……重なる。
否定したいと強く思うその瞬間がスローモーションで目に焼き付けられた。