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キミを愛シテ溺れてる
第9章 甘いひととき
「私はあなたの虜になっているから……」
好き、大好き、愛してる。
その言葉を自分から進んで口にしたくなかった。
なぜなら惚れた方が負けで、恋愛をしていく上で相手より自分の立場が弱くなってしまうと思っていたのもある。
でもソラ先輩になら追従できる。
私がどれだけ競っても敵わない気持ちを持っていることを今まで沢山教えてもらったから。
「びっくりだな……」
「驚くことじゃないでしょ。これでも恥ずかしい事を頑張って言ったんですからね」
「もっと恥ずかしいことを言わせたいな」
「エッチの時は欲張りなんだから」
「ごめん、ごめん。でも前よりもずっと俺好みの女になっていたんだね」