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キミを愛シテ溺れてる
第11章 真っ白な青春のままで…(ソラ目線)
「じゃあ奥さんの負担を減らして精神的な余裕を作ってあげてみたら?」
「頭では分かってるけど、仕事から帰ってくると疲れていて体が動かないんだよなぁー……。ゲームもしたいし」
度数の高い酒を何杯か飲み、赤い顔をしている海田がテーブルに伏せる。
大きな溜め息をつきながら言っているからどうやら深刻に悩んでいるようだった。
「確かに仕事は疲れるね。でも海田の体が動かないのなら夜の営みもできないんじゃないかな」
「なるほど。おれのせいでもあるのか……。莉乃のことばっかり責めていたけど謝らないと……」
「いい心掛けだと思う」
「……ってか、付き合い長くなってきた塑羅緒たちはどうなんだよ。風子ちゃんとヤッてんの?レスにならねぇ?」