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キミを愛シテ溺れてる
第11章 真っ白な青春のままで…(ソラ目線)
「だめです!それは女性専用雑誌なんです。女の子のことが書いてあるんです」
「男が読んじゃだめだなんて一言も書いてないと思うけど」
「それでもだめなんです。……私がすごく恥ずかしいですから」
「恥ずかしがる乙羽さんは大好きなんだけどな」
雑誌の方に手を伸ばそうとすると俺に取られないように奪ってまた阻止してくる。
しかも顔を真っ赤にしているから可愛くて、可愛くてたまらない。
意地悪を言って悪いなと思う気持ちもあるけれど、色んな一面を見たくてたまには悪戯したくなる。
でもその気持ちはいつかバレてしまう可能性がありそうだ。
いくら冷静を保とうと思っても愛する人の前だと頬が緩んでしまうのだから……。
「やっぱり酔っ払ってる。少しだけですけど、ニヤニヤしてません?海田先輩と飲んでいてラッキースケベとかいいことがあったんじゃ……」