この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第12章 王子様の嫉妬が甘くて激しい愛に変わる時
「それは面識がない者の場合に使う言葉であって、俺は乙羽さんの先輩だから当てはまらないな」
「でも……、颯太も嫌な思いを……。でも、いいって言ってたんですよね?……うーん」
許可は出ても行っていいのか迷ってしまう。
ソラ先輩だって立派な男だ。いつ化けの皮を剝がして襲ってくるか分からない。
でも高校生の時は部活と生徒会長のお手伝いをしていたからよく一緒にいて、帰りにファーストフードを食べにお店に寄ることもあった。
これも颯太からOKが出たからしていたこと。
今もそれと同じなんだろうけど……。
「前は付き合いがよかったのに今は俺のことを避けるんだね」
「そっ、そんなことはないです。彼氏がいる身として線引きしてるだけです。……じゃあ、二人きり以外だったら行きます!大地くんか海田先輩を誘いましょう」