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キミを愛シテ溺れてる
第12章 王子様の嫉妬が甘くて激しい愛に変わる時



「しっ、心配されなくても彼氏とはラブラブだから大丈夫!」

「本当かなー。ソラくんはどう思う?風子ちゃんの彼氏の従兄弟なんでしょ?」


「乙羽さんの言うとおりなんじゃないかな。それより何を食べる?」


疑う目を向けてくる大地くんに話題をさらりと変えるソラ先輩。

これも見慣れた光景だ。いつもこうやって気まずい質問から遠ざけるように助けてくれる。



それから三人で近況報告をしながら食事をしていると大地くんのスマホの着信音が鳴った。


どうやらメッセージが届いたみたいだけど、それを読んだ後にかなり驚いた顔をして固まっていた。


「やばっ……!今日中に提出しないといけないレポートを出し忘れてたみたい」

「それは大変だね」


「すごくやばいよ。これを出さないと単位が減らされちゃう……。でも今日中なら大丈夫みたいだから今から大学に戻って提出してくる!」


「えっ……!?大地くん!?」


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