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キミを愛シテ溺れてる
第12章 王子様の嫉妬が甘くて激しい愛に変わる時
ソラ先輩から男の色気を感じているとピタリと目が合ってしまって不意にドキッとした。
「なっ、ないです……!何もないです!」
ヤケになった私のことを見てふっ、と軽く笑いながら微笑んだ顔も相変わらずカッコよくてニヤけてしまいそうになる。
こんな顔を向けていたらソラ先輩に好きだと勘違いされてしまいそうだ。
皿の上にのっているものが何もなくなって逃げ場がなくなった私は、バックからスマホを取り出してそちらへ目を向けることにした。
画面を見てみると颯太からLOINEのメッセージが届いている。
それを開いて読んだ私は肩を落とした。
「またこれだけかぁ……」
最近……、っというよりずっと悩んでいることが起きて溜め息が漏れる。
「ん?これだけって何が?」