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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋
「えっ!?そうなの!?」
関わってはいけなさそうな感じはしていたけど、ナンパだなんて思っていなかったから驚いて肩を上げた。
「店内の席はがら空きだし、ここに座るのどう考えてもおかしいでしょ?」
「あはは……。やっぱりおかしいよね……。助けてくれてありがとう」
お礼を言うと大地くんはサンドイッチのパンを持って挟まっていたトマトを抜いてから男らしく食らいついた。
多めのレタスとチーズ、ハムがぎっしり詰まっている。
それなのにも関わらず、ぺろりと食べてしまったから相当お腹が空いていたように思えた。
「ソラくんは仕事?」
「うん。仕事が終わったらここに来るよ」
「これでソラくんに一つ貸しができたことだし、このサンドイッチとコーラ代でも奢ってもらおうかなー。
それにしてもカフェで待ち合わせなんてお洒落なことしてるんだねー。ちょっと贅沢じゃない?」