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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋



そう言い切るともう一つのサンドイッチを手に持った大地くんにニヤリと笑られた。


「どうだろうねー。風子ちゃんはソラくんに嫉妬されて嫌じゃないの?」


ニヤニヤとした顔でみられながらも、よくぞその質問を聞いてくれたと思って私も頬を緩める。


これが女友達だったら控えめに反応するけど、今回の相手は大地くんだからいいだろう。

彼氏のこともよく知っているから思い切り惚気られる。



「ふふっ。全然嫌じゃないし、妬いてもらえてすごく嬉しい」


「風子ちゃん……。上手い具合にソラくんに調教されてるね」


「それでもいいもん。私はソラ先輩に従ってるから」


「洗脳されてるかSMプレイでもしてるんでしょ。相変わらずラブラブだねー。呆れるくらいに」


何を言われても変わらない。


ソラ先輩と付き合っていて幸せな事実は変わらないのだから。



「えへへ。幸せすぎて何か起きるんじゃないかってくらい怖くなるよ」


「そのくらい顔を見れば分かるし。二人で惚気てるから見てると面白いよねー。

ソラくんに会うのは久しぶりだし、来たらいっぱいからかっちゃおうっと」



「ソラ先輩は仕事で疲れてるんだからからかわないでよ。……ところで、大地くんは今ひとりなの?」


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