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キミを愛シテ溺れてる
第13章 ひと時の青春と禁断の恋
家に上がると二人はすぐに部屋へと向かっていき、物音を立てることなく静かに過ごしていた。
きっと勉強をしているんだよね……?
純粋にそう思った大地くんはお姉さんの部屋のドアをそっと開けて中の様子を伺った。
「…………」
視界に移ったその光景にドアを押していた大地くんの手がピタリと止まる。
よく訪ねに行って見慣れた部屋の中で起きていることに驚いて息を殺した大地くん。
お姉さんはベッドの上に仰向けになって男に被さられており、艶やかな表情でキスを受け入れていた。
しかも、身につけていた衣類は床の上に乱雑に捨てられていて裸で抱き合っている。
「したくなってきたか?」
「うふふっ……。したいけど……、弟がいるから……」
「いいだろー。邪魔しに来ないんだからバレねーって。両親がいないなら大丈夫……」