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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「はい。ソラ先輩はどうですか?」
俺の名前は、大空 塑羅緒(オオゾラ ソラオ)。
名前に二回も“そら”が入っているからという理由で彼女はそう呼んでくれているらしい。
本音を言うと改名したいと何度思ったことか……。
親は空よりも広い心を持った子に育って欲しいと名前を付けたらしいけど、漢字が難しいせいで読めないと言われることも多くて大きな迷惑だ。
でも風子のおかげで今は悪くはないと思っている。
「俺は相変わらずだよ。最近変わったことはない?」