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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「はぁっ……。んんっ……」
首筋から鎖骨の方まで水で濡れた肌にキスをした後、風子の顔を見ると虚ろな目をして涙を滲ませていた。
苛めてみると思っていたよりいい反応をしてくれる。
可愛くて、可愛くてたまらない。
このまま体の関係に持っていきたいところだけど、それでは彼女を汚してきた男と同じになってしまう。
他の女を選んで捨てて、悲しい顔をさせて、玩具にしてきた男たちと……。
そいつらと俺の違いと言えば、大切に思っていることだろうか。
これからも大切にするなら、簡単に汚してはいけないな……。
どれだけ時間がかかってもいいから、段階を踏んで彼女を幸せにする。
きっと、今はいないキミもそうして欲しいと望んでいるはず……――――
手を出したい欲求を抑えて、風子の頬に軽くキスをした。
すると、甘いモノに飢えていたのか、もっとして欲しそうな目で俺を見てくる。