この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
風子の蹴りが腹に当たったりして多少痛いけど、このくらいどうってことない。
「はな…してっ……!うっ……、っ……」
抗い続けているうちに声を枯らしてしまったようだったので、ミネラルウォーターを持ってきて口元に当ててやる。
「いいから飲め」
「なにするんですか……。んぐっ……」
ペットボトルを傾け、口の中に少量注ぎ込んだ。
飲み口に触れるピンク色の唇を見ていると奪いたくなる。
我慢して見ているとその唇を通り越して口から零れた水が首元へ垂れていった。
じたばたと動いたせいで顔が火照ってたのか風子の顔が一層艶っぽく見える。
その顔を見ていたらじっとしていられなくなって、水が垂れていった部分に俺は唇を落とした。
「あぁん……!」
優しく触れるだけでビクッと震わせる風子の体。
もっと……
「やめっ……」
もっと……
「あぁっ……」
触れたい。
彼女の身体に俺の存在を深く刻み込むように……