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もう私、生徒じゃない
第12章 密室で二人きりの

なけなしの理性で自分を押し込めるが
彼女がバスタオルを羽織るまでは
気が気じゃなかった。
そしてふと、彼女のために購入した
ワンピースの存在を思い出した。
「これ、好みじゃないかも知れないけれど…」
彼女がキョトンとしてるので
余計なお世話だったかと肩を落としそうになるが
袋を開けた彼女の顔がパッと華やぐ。
「可愛いです…!ありがとうございます!」
嬉しそうな横顔が過去と重なった気がして…
「…どうかしましたか?」
彼女に声をかけられハッとする。
心配されるような顔をしていたのだろう。
「なんでも…」
ない。そう続けようとするがうまくいかない。
「先生」
彼女の真剣な視線と交わる。
「なんでもない顔、してないです。」
ああ、やっぱり。
嫌になる程、似ているんだ。
俺は無意識に過去のことを彼女に話し始めた。
彼女がバスタオルを羽織るまでは
気が気じゃなかった。
そしてふと、彼女のために購入した
ワンピースの存在を思い出した。
「これ、好みじゃないかも知れないけれど…」
彼女がキョトンとしてるので
余計なお世話だったかと肩を落としそうになるが
袋を開けた彼女の顔がパッと華やぐ。
「可愛いです…!ありがとうございます!」
嬉しそうな横顔が過去と重なった気がして…
「…どうかしましたか?」
彼女に声をかけられハッとする。
心配されるような顔をしていたのだろう。
「なんでも…」
ない。そう続けようとするがうまくいかない。
「先生」
彼女の真剣な視線と交わる。
「なんでもない顔、してないです。」
ああ、やっぱり。
嫌になる程、似ているんだ。
俺は無意識に過去のことを彼女に話し始めた。

