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もう私、生徒じゃない
第7章 知らなかった遊戯

カチリとスイッチを押す音がしたかと思うと
チカチカと電灯がついた。
暗闇にいたのは少しの間だったのにも関わらず
眩しくて目を細めてしまう。
その様子を眺めていた若い先生がニヤリと笑った。
明るくなって視界がはっきりする。
初めて見た旧階段は割と綺麗だった。
そして私が入った2階から半分降りたところ
1階と2階の踊り場に特殊な形をした椅子があった。
椅子ごと45度ほど後ろに倒されて固定されていて
背もたれは普通だが座面は小さく
椅子の足の方にハの字に浮いている…あれは何だろう。
そんな事を考えながら眺めていると隣から声がかかる。
「興味深々だね」
若い先生の声にヒッと竦みあがる。
だが口内のボールが邪魔してうまく声にならない。
「そんなに怖がらないでよ、今日はお試しだから」
今日は、という言葉に引っかかりを覚えていると、
乱暴に引っ張られ、階段を下るしかなくなる。
そして、あの特殊な椅子の前まで来た。
チカチカと電灯がついた。
暗闇にいたのは少しの間だったのにも関わらず
眩しくて目を細めてしまう。
その様子を眺めていた若い先生がニヤリと笑った。
明るくなって視界がはっきりする。
初めて見た旧階段は割と綺麗だった。
そして私が入った2階から半分降りたところ
1階と2階の踊り場に特殊な形をした椅子があった。
椅子ごと45度ほど後ろに倒されて固定されていて
背もたれは普通だが座面は小さく
椅子の足の方にハの字に浮いている…あれは何だろう。
そんな事を考えながら眺めていると隣から声がかかる。
「興味深々だね」
若い先生の声にヒッと竦みあがる。
だが口内のボールが邪魔してうまく声にならない。
「そんなに怖がらないでよ、今日はお試しだから」
今日は、という言葉に引っかかりを覚えていると、
乱暴に引っ張られ、階段を下るしかなくなる。
そして、あの特殊な椅子の前まで来た。

