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もう私、生徒じゃない
第7章 知らなかった遊戯
抵抗は全く役に立たず、

私は特殊な椅子に括り付けられていた。

拘束された手は背もたれの後ろにあり

起き上がろうとすると自分の腕に阻まれる。

先程用途がわからなかった椅子の足の方についていた

ハの字の部分に自分のふくらはぎが乗っている。

そして私が暴れたからかハの字の部分ごと

よくわからない黒いテープで固定されてしまった。

粘着性はないがテープ同士はピタッとくっついて離れない。

そしてワンピースのスカートは捲れ上がったままだ。

今、私はM字開脚のような形で

男の前にパンツを晒している。

その事実に涙がこぼれた。



「ねぇ、泣かないで、俺そそられちゃうから

 今日はお試しなんだ、あんまり誘うようなことしないで」



男はそんな事を言いながら何かを

コンセントから伸びる延長コードの先に刺した。

自分の膝が邪魔でよく見えない。
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