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もう私、生徒じゃない
第7章 知らなかった遊戯
電車に乗るが運悪く座れず入り口付近で手すりを掴む。

ガタゴトと揺られている間も

熱くじんわりと湿ったおまたが気になる。

耐えながら乗っていた時に事件は起きた。

駅で乗り込んできた男性の鞄の角が

熱を帯びたおまたに軽く当たったのだ。



「あん…っ!」



たったそれだけで膝が震え

あの漏れそうな感覚を覚える。

慌てて抑えたが、声が出てしまった。

視線を下げて自分の体を抱く。



早く…早く…

早く乗り換えの駅に着いて…!



ブーッ



スマホが振動しビクっと身体が反応する。

そうしてやっと、自分が驚くほど強く

自分を抱きしめていたことに気づいた。

腕をやっとの思いで解放しスマホを確認すると

メッセージアプリの着信を知らせている。



差出人は、

やはりというべきか滝野先生だった。
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