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もう私、生徒じゃない
第7章 知らなかった遊戯
ニヤリと笑った男は自分のネクタイを引き抜くと

私の手を掴み上げて多目的トイレの手すりに固定した。

驚いて声を上げようとすると

ハンカチを口の中に突っ込まれる。



まるで先週を思い出すようで涙が頬を伝った。



「んー!」



「お嬢ちゃんこういうの好きでしょう?」



こういうの、というのが何を

指しているかわからずキョトンとしていると

男が話し続ける。



「拘束されるの、好きなんでしょう?」



何を根拠に言っているのかわからないが

拘束されることが好きなはずない。

私は必死に首を横に振るが、

そんなこと気にせず男は話を続ける。



「えー?だってさっきそういうAV見てたじゃない」



AVという単語は知っている。

でもそんなもの私が見てるわけ…



そこで何かが繋がったように

自分がお漏らしする姿を

収められた映像がフラッシュバックする。



沈黙を肯定と受け取ったのか

男は私のスカートを捲り上げると

一気にパンツを下ろした。
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