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もう私、生徒じゃない
第7章 知らなかった遊戯
「んっ!!!!」



あまりの傷みに甲高い悲鳴が上がる。

すると逆の太ももの外側にまた打ち込まれる。



「んんっ!!!」



苦痛と恐怖で私は泣き出していた。



「静かにしていてくれないか?

 叫んだってつぎの電車が来るまでこの駅には

 人がいないに等しいんだ。」



先程とは打って変わって

低いトーンで話しかけて来る男。

あまりの恐怖で泣き声さえのみこむ。



「どうやら君の趣味じゃないみたいで

 僕はガッカリしてるんだ。

 それに少しイラついてる。

 今の僕を怒らせるのは賢明じゃない。」



男が言っている意味を理解することはできなかったが

黙ることが最善の策だということだけはわかった。

私はひたすらコクコクと頷いた。
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