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もう私、生徒じゃない
第12章 密室で二人きりの
「うそ…だ…」
嘘だ。きっとこれは嘘だ。
悪い夢に違いない。
何事かとギャラリーが増えてきたが
そんな事を気にする余裕はなかった。
「ごめん…ゆるして…」
今更届くなんて思ってない。
それでも言わずにはいられなかった。
「許して………らん」
自分の都合で機嫌が悪かった俺のために
買ってきてくれたフルーツオレが視界に入る。
許してもらえるなんて思ってない。
だって、お前を死に追いやったのは
他でもない
俺なんだから。