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雪の日に祝福を・・・。
第12章  終わりのハジマリ
  


 けして、哀れまれては・・・イケない。


 《 《


「医師《センセイ》、お願いします。」


 手術は、せずに緩和ケアを選んだ。


「判りました。信頼のおける緩和ケアの出来る地方病院のリストです。」


「ありがとうございます。海の近くに行こうかと思います。」


「若狭さん・・・私では、嫌ですか?」


「いいえ。」


 真剣な相手にきちんと答えようと思った。


「医師。、いいですか。私は、この土地で死ぬのが嫌なんです。」


「そうですか・・・。あちらの医師には、わたしからきちんと話しを通しておきます。なにかあったらすぐに連絡を下さい。」


「判りました。お世話になりました。」


 主治医にお礼を告げて診察室を出て病院を後にする。

 仕事を辞めて、マンションを引き払い。病院を地方に定めて居なくなる準備を整えた。


「駅までお願いします。」


  
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