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雪の日に祝福を・・・。
第13章  愛の居場所
  


「月依・・・」


「煩いわよ。」


「月依・・・」


「落ち込んでいるの?」


「なんだよ。」


「落ち込みなさい。こんなとき傍に誰も居ないのは、あなたの所為よ。」


 嫌味を言って笑った。


「お前・・・」


「馬鹿ね。」


 涙を見せる彼の頭を撫でた。


「っ・・・」


 手をギュッと強く握る。


「本当に、馬鹿なんだから・・・」


 髪を優しく撫でる。なんとも言えない時間だった。


 》 》


 〝愛〟が欲しいと思った・・・。でも、渇望しても与えられることがないのだと思い知った。
 同じくらい与えなければならないのだと、知った。

 欲しくて欲しくて・・・手を伸ばしても虚しさだけが募った。

 与えられるようにならなければ〝愛に居場所〟を作ってあげられないのだ・・・


  
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