• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第14章  優しさに祝福を

  


 しかしこの能力の欠点は、〝本心〟が表に出ないこと。

 〝空気を読める〟ことと〝考えが読める〟ことは、違うのだ言うこともよくよく学んだ。


 《 《


「鈴村課長、1番に外線です。」


「ああ。」


 慌ただしく席に戻って受話器を取ってボタンを押す。


「お待たせ致しました、鈴村です。」


「突然会社に電話をしてすみません。村雨と言います。」


「〝むらさめ〟、さん・・・どちらの?」


「ああ、千明と言った方がいいですね。」


「〝千明〟、?社長では、ないですね・・・声が若い。」


「先日バーでお目にかかりました。父方の姓が〝千明〟なんです。」


「あぁ、君・・・千明社長の。」


「はい。恥ずかしながら息子です。」


「そうかそうか。」


「〝なにか〟?」


「いや、以前千明社長が俺にじゃなく月依に逢いに来てたから変だなぁって思ってて。」


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ