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雪の日に祝福を・・・。
第15章  雪が見ていた日々
  


 仕事をしているときも時間が早く進む気がしていたがそれは、仕事量の所為で〝早い〟のではなく〝足りない〟と感じたのだ。
 今は、早くもあり足りなくもある。
 まぁ、有り余る時間が使い道など判らないが・・・


 《 《


「医、師・・・」


「お、目が覚めたな。」


「また・・・」


 時計を見てため息が出る。


「ああ、まただな。」


 何度も意識を失っていたことが判った。


「医師・・・妹と姪が今日、退院なんです。」


「それで?」


「退院を見送りたいの。戻ったら点滴の続きをするから・・・」


「判った・・・よ。」


「ありがとうございます。」


「なるべく早く戻れ。」


「はい。」


 出て行く主治医に笑顔を向ける。

 ゆっくりと怠い身体を起こして収納ボックスから着替えを取り出した。


「綺麗にしなくちゃね。」


 病院着を脱ぎ捨てる。


  
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