• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第15章  雪が見ていた日々
  


「そうか。みんな来たら待っててもらってくれ。」


「お姉ちゃんに〝なにか〟あったの?」


 夫の様子が気になる。


「いいな。みんなを引き留めておけよ。」


「ちょ、悠葵さんっ!!」


 走り去って行く夫が理解できない。


 》 * 》


「愛されたかったね、月依・・・」


 暖かな陽気をが心を穏やかにする。


「もう少し我が儘になればよかったね。」


 自分を振り返る。
 思えば、両親に我が儘を言った記憶がない。そんなこと言えなかったし言っては、イケないと一歩下がってしまったいた。

 我が儘を言えばよかった。子どもらしく・・・もっと言えばよかった。
 そうしたら、そう出来たなら〝なにか〟が変わっていたのかも知れない。


「いまさら・・・だよね。」


 自分を見つめ返すと笑いが込み上げる。


 》 * 》


「燵夜くん。」


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ