• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第15章  雪が見ていた日々
  


「月依さん、好きだよ。
 俺、若狭 月依が・・・世界で1番好きだ。」


 呪縛から解き放たれたように叫ぶと彼女の元に駆け寄って手を握る。


「う、ん・・・ありがとう。」


 愛しい者から向けられる切ない視線と〝愛〟。もう手放さなければイケないモノ。


「月依、さん・・・」


「さぁ、もう・・・終わりにして。
 疲れたの・・・・・・」


 握ってくれる手の温もりを感じる。


「月依さんっ、だめだよ!!」


 握る。
 冷たくなっている手を握るしかない。


「さよう、なら・・・。
(私の、愛し・・・・・・)」


 彼を見つめながらゆっくりと、意識を手放した。
 叫ぶ声が訊こえる。
 舞う白い紙吹雪が見える。

 もう、解放される。そう、やっと解放される・・・・・・


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ