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雪の日に祝福を・・・。
第16章  雪の日に祝福を・・・。
  


「ご両親が全て俺に任せてくれましたから月依さんの希望通りにしようかと思います。」


「そうか。希望は、なんだったんだ?」


「代々の墓に入れないことと、静かに眠れる共同墓地にねむらせることです。」


「そうか・・・なら、いい処を知ってるぞ。」


「燵夜くん。あっ、マスターも・・・」


「いいところに来たな、悠葵。」


「なんですか?」


「実は、お墓のことで・・・」


 彼女に関わりの深かった男たちで納骨についての話しが行われた。


 》 》


 どこまで引き返したなら間違わなかっただろうか。なぜ、彼女の言葉を疑わなかったのだろうか。
 〝棄ててくれ〟と頼んだあの日がいまもフラッシュバックする。

 彼女の大嫌いな雪が名残惜しそうに降る度に胸が締め付けられる。彼女の面影をそこに探してしまう。
 雪の季節を・・・嫌いになってしまう。


  
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