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雪の日に祝福を・・・。
第1章  手記
  


 返事をして母の元に向かう。


「お母さん。お父さんが電話を代わって欲しいって。」


「そう。じゃあ月依は、瑠々を着替えさせておいて。」


「はい。」


 子機を受け取ると母は、部屋を出て行く。ベッドでは、妹が高熱の為か愚図《グズ》っている。


「瑠々~お母さんお電話だからお姉ちゃんとお着替えして待ってようね~」


 妹に優しく声を掛けて着替えを始める。

 妹の着替えにも慣れたものだった。手こずることもなく素早く終わる。するとクラクションが2回鳴った。


「お母さん、タクシーが来たよ。」


「瑠々を乗せておいて。荷物を持って行くから。」


「判った。」


 素直に返事をして妹を抱いて玄関を出るとタクシーが停まっていた。


「寒っ・・・・・・」


 外は、冷気に包まれチラチラと粉雪が舞っていた。


「ん~~」


「はいはい。乗ろうね。」


  
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