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雪の日に祝福を・・・。
第4章  呪縛の門出
  


 〝愛〟は、いつ消えてくれるのだろうかと思い悩んだ。酷い裏切りをされたのにその男《ヒト》を私は、想っていた。
 あの頃は、彼が私の全てを占めていて身動きが取れなくなっていた。

 迫る2人の結婚式を私は、逃げ出してしまいたかった。2人の結婚を直視する勇気など持ち合わせていなかったからだ。
 でも、やっとの思いでセッティングしたこの〝報復の舞台〟を見なくては前に進めないと気合いを入れるしかなかった。

 いま思い返すと私は、なんて恐ろしい女だったのか・・・


 《 《


 月明かりの下でこの世の終わりのように抱き合った夜を胸にしまって同僚として午前中を同じオフィスで過ごした。


「月依。一緒に行かないか。」


 エレベーターが1階に着くと隣のエレベーターから降りて来た同じく早退した彼に声を掛けられたが無視して会社を出てタクシー乗り場に向かう。


  
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