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雪の日に祝福を・・・。
第5章  失った世界の景色
  


「あの・・・いつも〝るい〟って呼ばれてますよね。本当は、なんて名前なんですか?」


「ん?」


 急に思い掛けない質問に戸惑う。


「すみません。突然こんなおとこに教えたくないですよね。」


 失敗したと思い慌てて言い訳をしてしまう。


「ううん。久しぶりに名前なんか訊かれたから驚いちゃって。君が思うほど遊び人じゃないからね~私は。
 男の子に名前訊いて貰えるなんて。」


「俺、〝るい〟さんが遊び人だなんて思ってません!」


「ふふ、ありがとう。」


 力一杯に否定してくれる姿が〝凄く〟嬉しかった。


「じゃあ、改めまして。若狭《ワカサ》月依《ルイ》です。商社勤務のこれでもエリートキャリアウーマンよ。
(自分で言ってて恥ずかしい自己紹介ね。)」


 青年の姿に思わずきちんとした自己紹介をしていた。



  
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