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雪の日に祝福を・・・。
第5章  失った世界の景色
  


「いいから。」


「でもっ、自分で歩けますっ!」


 腕を組まれ照れくさかった。


「だって、歩くんだからくっつかないと寒いでしょ。」


 そんな青年の気持ちなど疎《ウト》くて気が付かなかった。

 青年の容姿が綺麗でしかし服装は、傍観重視で色気も素っ気もない格好をしていた。


「寒がりですね。」


「おばさんだからねっ!」


「〝おばさん〟って、幾つですか?」


「燵夜くん~」


 立ち止まり腕を引っ張る。


「君は、いい子だと思うけれど。今の質問は、頂けない・・・わっ!!」


 急に立ち止まられて固まっている青年にデコピンを食らわせた。


「痛っ!!」


「軽いジョークなんだから受け流さないといい大人の男には、なれないわよ。」


「・・・。」


「判ったの?」


「年齢ネタは、ダメってことですね。判りました。」


  
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