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雪の日に祝福を・・・。
第5章  失った世界の景色
  


「おう。昨日からようやく出したんだよ。」


「そうだったの。」


 隣で立ち尽くしている青年に椅子をポンポンと叩く。


「親父の調子が悪くてね。」


「大変だったのね。お大事に。」


「ありがとう。
 ところでお兄ちゃんは、新顔だね。座りなよ。」


「こんばんは。月依さんに連れて来てもらいました。」


「そうかい。今後ともご贔屓に。」


 2人は、会釈し合う。


「さてとお兄ちゃんは、なににする?」


「えーっと、味噌を下さい。」


「ふふ。」


「なに?」


 彼女が笑っている意味が理解出来ない。


「やっぱり男の子ね。」


「そうですか?」


「ええ、この夜中に味噌が食べられるんだから。」


 青年の注文したものに笑顔になる。


「若い子は、これくらいでいいんだよ。」


「そっか、そうよね。」


 大将のフォローは、的を得ていた。


「月依ちゃんこそ、毎回同じでいいのかい?」


  
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