• テキストサイズ
雪の日に祝福を・・・。
第6章  年下の男の子
  


 あの子は、そんな子だった。


 《 《


「月依。」


 店に入るなり機嫌の悪い声が飛んで来た。


「久しぶり。」


 にっこりと笑って受け流す。


「お前に飲ませる酒は、ないぞ。」


「もう~いつまで根に持ってるのよ。」


 コートを脱いでいつも通りにカウンターの端に座る。


「あれ~燵夜くんは?」


 カウンター内を見るとあのアルバイトくんが見当たらない。


「今日は、休みだ。」


「あれ、残念。」


「なんだ。燵夜、目当てで来たのか?」


「妬けちゃう?」


「馬鹿。あんなガキと張り合う年だと思ってんのか?」


「残念。」


 ニコニコしながら素っ気なく出された水を一口飲む。


「顔色悪いな。」


「何よ、みんなして!」


 急に確信を突かれた気がしてついムキになってしまった。


「誰かにも言われたのか。」


  
/234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ