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籠鳥 ~溺愛~
第12章
「あ、ああん、あ、はぁっ」
美冬の声に少しずつ艶が含まれる。
貫かれたままの奥が痺れる。
鏡哉は腰を動かさず、硬い切っ先で美冬の最奥を貫いたままだ。
自分の中が徐々に鏡哉の雄をこすり上げ始めたのが美冬にもわかる。
「ああ、すごいよ美冬の中……」
鏡哉の声にも艶が混じる。
鏡哉が少し腰を揺らす。
「あああんっ!」
「分かるかい、ここ、美冬の子宮を私のものがこじ開けようとしている」
美冬の耳元で、鏡哉が口でも犯そうとしてくる。
美冬は小さくかぶりを振り、喘ぎを漏らすことしかできない。
「あ、あ、やぁ……」
もう訳がわからなくなり、必死に鏡哉に体を預ける。
するといつの間にか手の拘束を解かれ、美冬は必死に鏡哉の背中にしがみ付いた。
シャツ越しに鏡哉の熱が伝わってくる。
それを合図にしたように、鏡哉が下から腰を突き上げてきた。
「ひゃああん! あっ あっ!」
軽い美冬の体がその突き上げに上下する。
落ちてくるたびに最奥を貫かれ、声を出すのも苦しいくらい良すぎた。
「――っ!! やぁあああっ!!」
もう何度イったかもわからないのに、鏡哉の腕の中で突き上げられる。
意識が朦朧とする。
気が付くと美冬の腰が鏡哉の動きに合わせて揺れていた。
「くすり、そんなに気持ちいいのか? 腰が動いているよ」
頭上でそう笑われ、美冬は首を振る。
「いやぁ、違う、違うの、あっ、あん」
勝手に腰が動く、自分の気持ちがいいところを鏡哉の切っ先にこすり付けるようにすると、鏡哉がそこを重点的に突き上げてくる。
「あ、ああん、だめぇ――っ!!」
美冬の中で快感がどんどん増幅されていく。
そして美冬は鏡哉のものを扱きあげながら達してしまった。