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陽向の恋
第1章 プロローグ
高校三年生の頃だった。私、三浦 苗(みうら なえ)は、その日自分の部屋のベッドで横になって寝ていた。だが深夜、突如胸から違和感を感じて……
「あ……ん……」
目を覚ます。
薄暗い部屋、パジャマの綿布越しから感じる甘い快感。不快ながらも、両方の胸の膨らみを捏ね回す様に揉まれていると気付いて、そのまま慌てて体を起こそうとするも。
「……あっ……」
後ろから両方の乳首を摘ままれて、困惑しながら再び寝そべった。誰かが、私の胸を触ってる。でも、誰が?
「……やめ、っ……」
この日は祖父の一周忌で、親戚が家に泊まっていた。父親の弟である叔父さん夫婦と、その息子の陽向(ひなた)。陽向はこの時中学三年生で、思春期真っ盛りだったが弟の様な存在で、それにまだまだ子供っぽく、寝込みを襲うとは考えられなかった。
勝手に部屋へ入ってきて私の胸を触るなんて、陽向がするわけない。
「あっ……ん……」
そう思いながらも、また両胸を揉み回され、静かに喘ぐ。私の胸は、この時高校生にしては大きいEカップ。二つの膨らみは、揉み込まれる度に大きくぶつかり合い、形を変えていた。
「あっ……いい加減に、して……!」
その内止むと思っていたが、次第とエスカレートする行為に戸惑いながら、後ろから伸びている両手を振り払おうとする。だが、急にパジャマを胸まで捲り上げられ、私はビクッと反応した。