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陽向の恋
第1章 プロローグ

「ちょっと!やめて……!」

 パジャマの上からだったのが、直に揉み回され出す両胸。やわやわと温かい掌で揉みしだかれる度不快になるが、両胸を寄せながら乳首を摘ままれて、ゾクッと快感に襲われる。

「あんっ……」

 それから両乳首共摘ままれたまま、くにくにと捏ねられて子宮が疼いた。嫌だ。何で……誰がこんなことするの……?

「あっ……あ……」

 強く両乳首を捏ねていた指先が、今度は執拗に擦る様になり、ベッドの上でよがりながら悶える。

「い、やぁ……あっ、んっ……」

 擦られる度にぴんぴんと弾かれる両乳首。それは擦る速さを速められると、私を更にいやらしくよがる。

「あぁ……んっ……だめ……」

 怖いのに、子宮が疼いて仕方なかった。またきゅっと両乳首を摘ままれて、ビクッと反応しながら腰をくねくねと動かす。

「あっ……いやぁ……あっ……」

 このままだと……。熱くなる体。ぼんやりとする意識。体がおかしい……。気持ちよくて、意識を失いそう。

「あっ……はぁっ……」

 摘ままれていた両乳首を強く引っ張られて、淫らに喘ぐ。

「あっ、んっ……あっ、っ……」

 両乳首を引っ張られたままくにくにと強く捏ねられ始めて、更に強くなる快感。疼いて仕方ない子宮。そのまま爪先でカリカリと擦られて、腰を後ろへ突き上げる。

「ああっ……んっ……だめぇ……」

 誰なの?本当に。誰がこんなことするの?いやらしく悶えながらそう思っていた時、後ろからした声に私は一瞬背筋を凍り付かせた。

「苗ちゃん、気持ち良いの?そんなに腰を揺らして……早くイきたいんだね?」

 この声に、聞き覚えがあった。陽向の声だ……。でも、まさか。信じられない――……

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